2016年1月12日火曜日

礼に始まり、

昨日の吾妻流稽古会は、人数こそ少なかったですがかなり大切な理合いを稽古しました。

前傾動作が何故力を発するのに好都合なのか、礼法の基本から確認して行きました。
脚の裏側の筋が連動して、土踏まずを引き延ばして指のホールドに繋がってゆきます。この感覚をつかむには、ひたすらペコペコお辞儀するに限ります。

人からは「なんて丁寧で腰の低い人なんだ」と思われながら、きっちり鍛えるところは鍛えている、なかなか渋い稽古法なのです(*'ω'*)




冗談はさておき、私の祖母は「神様を拝むのが、礼法の初め」と言って、自分の真ん中に拝みの道ができるようにと、毎日毎日神前にお参りを欠かさない人でした。
祖母の神拝の姿は美しく、それがあの身の軽やかさに通じていたというのを悟ったのは、祖母の死ぬ直前でした。
そんな祖母の教えてくれたように、真ん中に道が通るよう細心の注意を払いつつ、そっと礼拝したとき、相手に力が伝わることが多いです。まあ、これは姿勢という面からみても、呼吸とか間という面からみても道理に叶っているからなのですが。

祖母、祖父、そしてたくさんの師匠たちが教えてくださった教えと、またこういった形で向き合える、吾妻流の時間が好きです。

後半の姜氏門の稽古会も、その道理を横に展開させたものをテーマに練習しました。
先日長時間歩いたのが利いているらしく、技の掛かりがいつもよりスムーズでした(^◇^)


そして次の日の稽古

月曜日第一発目でした。
午前のリハビリクラス、午後の太極拳クラス、そして今日から(あまりに寒いので)会場を変えての吾妻流体術クラス、春までは自宅二階の錬誠館文武道場にて行います。
太極拳のメンバーも、4年以上の方が増えてきて、千葉のベテラン組のように「足の付け根」や「肩甲骨の開閉」にも言及できるようになってきました。そしてそこそこ道理の通った架式をする人も出てきて、ゆっくりですが進歩をしているのがわかります。
...
吾妻流は参加者が6名でした。礼法がすべての動きの根幹になるということを、立礼を例に示しました。

まさに礼に始まり、礼に終わる・・・と、きれいにまとまれば苦労はないのですが( ;∀;)


なかなかに難しい姿勢についてのエトセトラ・・・煮詰まったときは、後藤学園の斎藤隆弘先生に頂いた≪證誠寺の狸かりんと饅頭≫と甲賀でゲットした≪忍者茶≫で、ティーブレイク☆彡
今年も頑張ってやわらっちゃってください!!

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