2015年5月7日木曜日

道人の横顔

壺月遠州流第4代宗家、中村如栴宗匠は私の礼法、茶道の師です。
私にお茶や礼法をお教え下さるのと同時に、私が拙き身ながら柔術や武術に伝わった躰術をお教えさせて頂いています。

 大流派の宗匠ではありませんが、そのお点前の水を切るかのような鋭さにほれ込んで、同年配と言う事も相まって、親しくさせて頂いております。
宗匠の飽くなき向上心と、理想の高さ、そして苦悩や迷いが見えてくる、赤裸々な告白だと思います。
...道に逍遥する粋人のもう一つの横貌です。
 
以下、FBより転載:【交歓稽古(武の部)】
柔術の身体の使い方が難しい。普段の点前での体術の応用なのだが、中々技がきまらない。身体の軸さえ作るのに難儀してしまい、ちょっとした挫折感に近いものを感じてしまう。普段やっていることがちょっと状況を変えるとできないというのは大変悔しく至らなさ、未熟さ修行不足を感じるが、それらが稽古のモチベーション...になっている。また同時に体術の奥深さも感じている。
当流の正しく伝え残す為に、点前の解析・研究をして点前の文字化をしているところだけれども、その研究のたすけになり、気付きもあるのでとても有難い。
あるべきように正しく身体をもっていくことで、力が発揮される。それが点前にも通じる。
 
・・・真剣に芸を極めようともがく道人の風貌がそこにはありました。稽古場で時にフラフラになりながら技と向かい合う、茶道の宗匠・・・凡人には中々真似の出来ることではありません。わたしはこの方に、礼法やお茶を学べるということを大変な喜びに感じています。
 
惜しげもなく、貴重な伝承を教授下さる中村宗匠!おかげで松凬もお茶を点てられるようになりました…( *´艸`)

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