2015年5月7日木曜日

先輩、温故知新って何かちょーエコって感じっすよね。

もう93歳になられた、お世話になっている恩人の方が愛用していた着物を頂きました。

大島の落ち着いた色の着物。他にもウールの上下など何点か。欲しくても手が届かないようなモノや、貰ったんじゃなければ決して袖も通さないような意外なモノたちに触れて、縁と言うものを感じています。不思議としっくりきて、全部が気に入ってしまうのは、拘ってないからなのか・・・なんででしょうねぇ??

最近は忝いことですが、人様から結構なものを頂くことが多く、服などはずいぶん久しく買っていません。まるで「おい、お前こういうのも着てみろ」って言われているかのよう。...

そういう経験をしてみて、いろいろな意味で、新しいものよりも、歴史あるものを「受け継ぐ」ということのほうが何倍も素晴らしいと感じるようになってきました。


むろん活用方法は自分に許された部分ですから、オリジナルな着こなしを研究して行こうと思います。春っぽいストール巻いたりして、武川あたりに花見にでも行きたいものです。



古きものを受け継いで、着こなしてゆく面白さ、これって武術にも通じますね。自分のえり好みだけではない、モノゴトとの出会いを通じた自分の再発見があるというのは深いことです。

ちなみに写真では良く見えませんが、下の帯は郭沫若さんから頂いたものだそうです。郭先生たちの集まっていた上海の内山書店付近は、僕の青春の一ページを送った場所。郭先生は解放前は市川に隠棲していました。こんなちょっとしたモノを通じて、遠い二つの点と点が、一人の人の中で繋がってゆく。面白いです。
でも手裏剣は投げちゃう(*‘∀‘)
 

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